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ロザモンド・ピルチャー 「メリーゴーラウンド」

どうも、牧歌的な風景や田舎風の庭が出てくる小説に弱いらしい。
この小説を読みながらワクワクしてくるのは、登場人物たちの心の動きか、それとも素晴らしい背景描写のせいかと思い迷う。
作者らしい透明で平易な文章が好きです。
23歳のヒロインプルーはロンドンの画廊に勤める女性で、傍目には理想的と思われる男性の実家に呼ばれているという、人生の一大事を振って、怪我をした叔母(画家)の所に彼女の助けになるために、旅立ちます。
イギリス、コーンウォールの風景はなんとも叙情的で憧れで一杯になります。
一瞬イギリスの食事がいまいちという噂などどうでもいい、一度行って見ようか・・・とおもったくらい。
(でも食事第一主義の私はやっぱり無理、とすぐに諦める。)
素敵な叔母さんと、叔母さんを訪ねてきた画家、さびしげな少女らとの交流。

素敵な設定です。
by machimachi_no1 | 2007-11-07 21:59 | 読書日記