久しぶりに、「面白い!!」と感動できる本でした。
この作者の本は「キッチンゴッズワイフ」を読んだことありますが、こちらもすごくよかったです。 輪廻転生してもつながる愛の歴史です。 中国人の父と、アメリカ人の母を持つハーフのオリヴィアは4歳の時父を亡くし、その遺言で中国に残した12歳年上の異母姉クワンが引き取られることに。 クワンの「押しつけがましい」愛情に辟易するオリヴィア。 アメリカ育ちのオリヴィアは文化的に異なる姉のことを恥ずかしいだとか、居なくなって欲しいだとか、残酷です。 対するクワンはすごく大らかに妹を愛し続けます。 しかしクワンには秘密があり、それは死者を見ることができるという才能だった。 (そのことをリビアが告げ口したことによって精神病院に何年もいれられるのだが、リビアを一度もせめたことが無かったというのに・・・涙) 現在クワンは50歳。 オリヴィア(リビア)は17年間連れ添った夫と離婚直前。 この夫サイモンと結婚するに至るまでにクワンの助けを嫌々借りたという過去もある。 クワンはサイモンとリビアを離婚させないために努力する。 彼女が提案したのはクワン、リビア、サイモンの三人で、クワンの故郷を仕事がてら訪問することだった。(リビア夫婦の仕事は二人で一つのカメラマンと記者) 物語は彼らの現実とともに、クワンの語る彼女の前世についても進んでいく。 クワンの前世は片目の少女ヌヌムー、彼女はキリスト教とのアメリカ人女性ミス・バナーとの友情を深めていく。 1864年中国で起きた大平天国の乱の時代。 乱に巻き込まれて二人とも死んでしまうが、ヌヌムーにはミス・バナーとの約束があった。 ミスバナーはリビアに生まれ変わってるんです。 だから、クワンはどんなにリビアが傲慢な態度を取っても、彼女を愛することをやめない。 ミスバナーの恋人のうまれかわりがサイモンだから、彼と一緒に居させようとする。 それが、ミスバナーとの約束だから。 クワンの話を夢物語だと思って、信じようとしなかったリビアも、だんだん本当にあったことだとわかってくる。 サイモンとの関係も修復気味になってくる。 そのとき、サイモンが行方不明になるという事件が。 彼は呪われていて、入った者は出てこられないといわれる洞窟へひとりで入ってしまったのだ。(ばか!!) 彼を助けるためにクワンは洞窟へと入っていく。 時間がたって、サイモンが出てきた後も、しかしクワンは現れなかった。 クワンはサイモンの身代わりになったのか?? この本の最後だけが悲しくて認めたくありません。 どうしてクワンがいなくなってしまうのか・・・・。 その必要があったのかどうか。 物語世界に引き込まれて、過去の中国にいってきたような気がする本でした。 クワンの語る死後の世界が魅力的。 人は皆己の信じる死後の世界があるというもの。 眠りを愛する人は眠り、天国を信じる者は天国に、現世を愛する中国人は現世に止まったまま。 中国人に一回生まれるとその生のうちでもしんでからも、生まれ変わってもずっと同じコミュニティの中にいられるから、とってもお得。というようなクワンの言葉に驚きながらも感動。 #
by machimachi_no1
| 2006-02-16 11:19
| 読書日記
昨日は夫と二人で、お誕生日のお祝いとして、芦屋のイタリアンレストラン、オステリア・オ・ジラソーレで夕食。
テーブル席3つと、あとはカウンターのみというこぢんまりとしたお店です。 住宅地のなかにあるので、一方通行やらでたどり着くのにかなり時間が掛かってしまいました。 シェフはナポリで修行されたとのことで、ナポリ風伝統料理のコースを頂きました。 田舎風?とおもいきや、なんのなんの、洗練された味付けでびっくり。 頂いたメニューは以下の通り。 前菜 1 タコのフリッター(タルタルソースで頂く) カリフラワーと卵のあえたののフリッター(バジルソースで頂く) タコは柔らかく、どちらも揚げたて、熱々でした。 前菜2 忘れました・・・・ パスタ1 牡蠣とルッコラのパスタ(バジル風味) しっかり胡椒がきいたパスタ。牡蠣がおいしかった。 パスタ2 ニョッキのトマトソース 小さめのニョッキにトマトソースが絡んで、チーズをかけてオーブンで焼いてました。 メイン 夫 ウサギ ウサギは柔らかいのに歯ごたえがあり、味がいい。添えられたレンズ豆の煮物は添え物というよりメインに近いくらいの量が・・・。 私 トリッパ デザート メニューから選びます。 コーヒーまたは紅茶 私のトリッパは少し香りが気になりました。 もともとにおいのあるものなので、処理は難しいのでしょうが・・・。 次はお魚にしようと思いました。 全体的にかなり満足のいくお食事でした。 どのおさらも丁寧に作られている感じ。 量が大変多いのが難点。 次はアルカルトで丁度いい量を頼んでみたいな。 サービスは気持ちよく、また訪れてみたい店です。 #
by machimachi_no1
| 2006-02-05 16:36
| 外ごはん
家の近所にあるタイ料理屋さん「イサラ」。
ずっといってみたかったので、先日いってきました。 辛い物はそれほど得意でない私でしたが、「イサラ」は日本人の口にあわせてくれてるそうです。 地図を見ながら、てくてく。 するとこぢんまりしたお店がみつかりました。 おそるおそるドアを開けてみると、店頭になぜかタイ食材が陳列されていて販売されてるみたい。わーい、ナンプラーほしいなぁなどといっていたら、お店の奥さんらしきかたが、「この席は暖かいよ」とすすめてくれたので、入り口近くの席にする。(ファンヒーターつけてくれました) メニューを見ながら何にするか決める。 まずは食べてみたかったトムヤンクン。 私はタイ風焼きそば。(ネットでおすすめとあった) 夫はタイ風焼きめし。 トムヤンクンはすっぱくって、さっぱりしてて、とても美味しかったです。 あとで調べてみると、トムヤンクンには二種類あって、ココナツミルク風味のこってりしたものとそうでないあっさりしてる物。私がたべたのは後者でした。 焼きめしは普通に美味しかったです。 私が気に入ったのは焼きそば! 麺は平打ちビーフンの細い物で、大変コシがあります。 私の故郷、讃岐うどんのコシとはまた違ってますが、コシのみで考えると、ビーフンの方が強い。 味付けはたぶんナンプラーとか(複雑でよくわからなかったけどおいしー!) ピーナッツの砕いた物がまぶされていて、それがこってりさを生み出して・・・私好み!! つけあわせに、生のもやし。 このもやしがまた!! 全体にレモンをかけて、塩、唐辛子、ナンプラー、酢の調味料を好みでかけて頂きました。 あーあのあじが忘れられません・・・。 インターネットでレシピを見つけたので今度作ってみようと思います。 まずは細い平打ちビーフンを手に入れねばっ! 「イサラ」についてはこちらのサイトから地図などをいただきました。 場所は兵庫県西宮市ですよ~。 http://www.thai-square.com/restaurant/shoukai/shokai_081.htm #
by machimachi_no1
| 2006-01-31 21:06
| 外ごはん
今読んでいる小説のヒロインが料理好きのB&B経営者で、ふんだんにお菓子を作るシーンが出てきてるので、影響されて久しぶりにお菓子を作ってみました。
といっても、家にある材料でできる失敗なしのパウンドケーキ。 手元にあった蜜りんごを刻んで入れてみました。 本当は一日置いたほうがおいしいのですが、我慢できなくて熱々の端っこをパクリ。 これはこれで熱々、カリカリ、蜜りんごはしっかり甘く、美味しかったです。 お店で売ってるマドレーヌやフィナンシェは好みでないのですが、手作りのパウンドケーキはなぜか好きです。(バターの量が違うからかな?) お料理や、お菓子作り、家事が得意なヒロインが出てくる小説が大好きです。 思わず、出てくるレシピ調べてみたり・・・。 いま作りたいのはローストチキン。(さっき読んだページに出てきた!!) 欧米ならぬ、日本では丸ごとチキンはクリスマスでもない限り、なかなか売ってるところなさそうですが。 セロリや、ニンジンと一緒に炒めたもち米をお腹に詰めて、チキンスープをいっぱいに吸わせて・・・・それでもってチキンの皮はパリパリで・・・・と妄想は膨らんでいます。 それにしてもお菓子を焼くにおいって幸せになりますね~大好きです。 P.S. ちなみに今読んでいる本というのは、ノーラ・ロバーツの「心やすらぐ緑の宿」です。 やっとタイトルのロマンス小説を読むことができました♪久しぶり♪ #
by machimachi_no1
| 2006-01-18 14:29
| 家ごはん
昨日24日は神戸のステーキハウス「KOKUBU」でディナーでした。
ステーキハウス・・・・いったい何年ぶり?ぐらいです。 食前酒はグラスシャンパンで。 前菜は お魚のテリーヌ フォアグラ キッシュでした。 たまねぎと茸のはいったキッシュが美味しかったです!ホワイトソースがはいってるのかな? やわらかくて、ふわふわで、優しい味でした。 ぜひ作ってみたいです。 フォアグラは珍しくも塊で。 臭みも無く、食べやすい。 そこで赤ワインを注文。 クリームスープ。 にんじんのクリームスープをいわれましたが、なぜかカボチャの味がするんだな~。 おいしかったですが、頭をひねりながら味わいました。 サラダの次はメインのお肉と野菜。 神戸和牛のロース150グラムは私にはちょっと多かったです! でも夫に協力してもらって野菜まで完食。 さすがのお肉は美味しかったです・・・・・・・。 その後はバー「志賀」へ。 イブの夜をまったりとくつろがせていただきました。 #
by machimachi_no1
| 2005-12-25 13:41
| 外ごはん
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